2014年5月5日月曜日

ほんとうにすごい本だよ。Artist's Way

読み返してみました。そしたら…。


ええ、本当に勇気つけてくれますよ。
あなたがそばにいて、本当によかった。


*ワーカホリック
ワーカホリックは1つの嗜癖である。
「私は働いています」というフレーズは、私たちの社会では、大義名分として通っている。
しかし実際には、自分自身や配偶者と向き合うのを避け、自分の本心をごまかすために働くケースが少なくない。

*自己鍛錬
自己鍛錬はそもそもナルシシズムに根ざしている。自分はこんなにも素晴らしいことができるんだと、自分で自分を賞賛するのだ。
このタイプの人にとっての目的は、何かを作り出したり、成し遂げたりすることではなく、鍛錬すること自体にある。
長期間、製作活動に打ち込むために必要なのは、鍛錬ではなく、「熱意」である。
熱意とは感情の高ぶりではない。
想像のプロセスに進んで身を任せ、周囲の全てのものに創造性が働いていることを受け入れる姿勢を表している。

*名声という麻薬
名声は、有名になることがアートの目的であるかのように思わせる。
名声と成功は同じものではない。
私たちも、心の奥では努力の果てに成功があると知っている。
しかし名声を求めるのも、一種の嗜癖であり、つねに満たされない思いを残す。
名声は精神的な麻薬である。

作品のよしあしは作品そのものの質によって決まる。ところが名声にとらわれると、作品の出来を心配するのではなく、作品が他人にどう見られてるかを心配する。

人間は誰しも認められたいという願望を抱いている。
だが、アーティストはいつも認められるとは限らない。そのため、名声にとらわれると、絶え間ない欠乏感につきまとわれることになる。
名声という麻薬には、これで充分ということはない。

結局、私たちは自分で自分を認めたがっているのである。
名声は手っ取り早く自分を肯定する手段に過ぎない。
それならあるがままの自分を肯定し、思いっきり自分自身を甘やかしてみよう。

私たちが心底、怖がっているのは、有名にならなければアーティストとして、あるいは人間として、愛してもらえないのではないかということだ。
この恐怖を取り除くには、ささやかな自分自身を愛する行動を取るのがいちばんである。
カメラ、ブログ、料理。
ささやかな創造の遊びをしてみるのだ。
そうすればあっという間に名声欲が薄れていくだろう。
名声欲を癒す唯一のくすりは、創造に打ち込むことなのである。
心底、楽しく創造に打ち込んでさえすれば、他人が何をしているかなど気にならなくなるはずだ。


第9週 思いやりの心を取り戻す
第10週 守られているという感覚を取り戻す

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